ワクチン接種時期と回数について
有効性が判ったところでワクチン接種はいつ頃行うのが適切なのか気になります。
国立感染症研究所のHPでは過去10年間のインフルエンザの感染者数の推移グラフを参照することができます。
国立感染研究所のHP公表データより引用
横軸が週となっており、1年が52週と一日で表現されています。
これを見ると12月位から4月くらいまでが毎年の流行のピークのようです。
抗体はワクチン接種後1~2週間後に抗体が徐々に上昇し、1か月程度でピークを迎え3~4か月後には徐々に低下していきます。
上記を考慮すると、ワクチンの効果は接種後2週間目程度から5か月目程度と考えられます。
厚生労働省のHPでは、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと記載されています。
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該当者には補助が有る制度も!
調べるまで個人的に知らなかったのですが、予防接種法という法律が存在するようです。
予防接種法とはこのような法律です。
予防接種法(よぼうせっしゅほう)は、伝染のおそれがある疾病の発生及びまん延を予防するために、予防接種を行い、公衆衛生の向上及び増進に寄与するとともに、予防接種による健康被害の迅速な救済を図ることを目的として制定された法律である。
Wikipediaより引用
この法律によるとインフルエンザ予防接種は定期接種項目に指定されており、この定期接種に指定されている予防接種は条件を満たした方は自治体や市区町村により補助がうけれる場合があります。
インフルエンザワクチンの定期接種の条件は以下の通りです。
- 65歳以上の方
- 60~64歳で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能に障害があり、身の周りの生活を極度に制限される方
- 60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
補助内容は、各市区町村により違いますので上記に該当する方は、各市町区村に問い合わせてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
公的機関等の資料を見てみるとインフルエンザワクチン接種が、有効であるということが良く理解できると思います。
ワクチンは感染というよりも発症や重篤な症状の発生を大きく抑制する効果を持っていました。
巷で「ワクチン接種したのにインフルエンザになったから意味が無い」と言っている人は効果を理解できていないのかもしれません。
補助金についても、予防接種法だけでなく多くの団体保険や企業がインフルエンザワクチン接種に助成金を出しておりますので、自分の所属する団体保険や企業がどのような決まりになっているか、一度確認したほうが良いと思います。
リスクを考慮すると、予防接種は毎年受けた方が多くの意味でおトクですね!
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