少し前に蜜芋としてブームになった安納芋。
私も芋の品種なんて全く知りませんでした。
そんな芋ブーム!?の中で、日本各地で色々な "さつまいもブランド" が開発されているのをご存知でしょうか。
新潟では「いもジェンヌ」というブランドさつまいもを生産しており、私はこの間、現地の新潟で初めて食べました。
所詮さつまいもと思って食べたら甘味と触感にビックリ!
じつは、このいもジェンヌ、あの安納芋より糖度があるとか。これはこれから東京を中心とした関東でも流行るはず!
と東京のスーパーで見まわしてみるとすでにいくつかの店舗では店頭で目にすることができました。
すでに、じわじわとファンが増えているようです。
いもジェンヌとはいったいどういったブランドなのか詳しく調べてみました。
いもジェンヌ とは
いもジェンヌの品種は「紅はるか」です。
この紅はるかは、実は日本各地で生産されている品種です。
そんな紅はるかの中で、新潟県西区(砂の質が他県とは違う)で生産され、厳密な規格を通り、一定の糖度をもったものだけが、「いもジェンヌ」のブランド名で販売されるのです。
その糖度は有名な安納芋をしのぐともいわれるほどの糖度があり、糖度だけでなく、甘さも安納芋よりも上品な甘さと評されています。
多くの人が口にしたことがある安納芋は、さつまいものなかでも水分を多く含んだねっとり系のさつまいもです。
このいもジェンヌは、ねっとり系とホクホク系の間のさつまいもで、程よい口当たりで特に関東で人気のある種類です。
この程よいしっとり感と上品な甘さを出すために、いもジェンヌは収穫してから約1か月間のも間、貯蔵庫で寝かせて熟成させるそうです。
いもジェンヌは今や、新潟県人であれば誰でも知っているほどのブランドに育っています。
さつま芋好きを二分する品種
私の友人のさつまいも大好き人間曰く、サツマイモ好きにはその人気を大きく二分するブランドがあるそうです。
そのブランドは安納芋ではなく、「シルクスイート」と 「いもジェンヌ」です。
「いもジェンヌ」は焼き芋にすると程よい水分量となりますが、「シルクスイート」は水分量が多く、焼き芋にしてもベチャベチャな感じの触感になります。
私も以前はそのベチャベチャ感がしっとりとしていて大好きで「シルクスイート」押しでした。
しかし、紅はるかの雄である「いもジェンヌ」を食べてからは、程よい水分量と上品な甘さに「いもジェンヌ」寄りになっています。
「シルクスイート」で有名なのは新潟県北区で生産された「しるきーも」です。
なんと新潟には、その「しるきーも」を使用した焼き芋だけを主力にしている「絹いもや」という人気店も存在しているほどです。
いもジェンヌの旬は何時か?
「いもジェンヌ」は9月下旬から10月末にかけて収穫され、10月上旬から翌年2月下旬にかけて市場に出回るようです。
収穫から出荷にブランクがあるのは、甘みを出すための熟成期間があるためと思われます。
しかし、いもジェンヌの元々の品種である紅あずまは、貯蔵性があまりよくないため、旬を過ぎると出回らなくなります。
この「いもジェンヌ」も恐らく旬を過ぎると出回らなくなるでしょう。
何処で購入できるか
この「いもジェンヌ」。まだ食べたことのない人には一度食べていただきたいのですが、出荷時期も生産場所も限られているため、最近までは新潟以外ではお目にかかることが出来ませんでした。
なんせ、生産地である新潟県西区で私が購入した時は、あんまり美味しかったので箱売りを希望したところ断られてしまった程です。袋売り(一袋に3本程度)しか対応出来ませんと。それだけ流通量に限りがあるようでした。
しかし、最近は関東のスーパーでもこの「いもジェンヌ」を少量ですが目にする事が増えてきました。
上の写真は、なんと関東圏にあるコストコで売られていた時の実際の写真です。
コストコはWholesaleですので、日本語では卸売りです。卸売りは大量入荷で大量に販売するため、コストコでの購入はたいてい大容量です。
しかし、「いもジェンヌ」は新潟でうられている小分け売りと同じ量でしか売っていませんでした。
スーパーやコストコで、見つけることが出来なかった場合は、通販しかないのですが、この通販も通常の紅あずまであれば取り扱う業者も多いのですが、「いもジェンヌ」となると一気に減ってしまいます。
一番は、安心できる大手通販サイトかJA新潟の産直お取り寄せサイト(リンククリックでサイトにジャンプ)より購入するのが、確実な品が手に入ると思います。
個人的にはイチ押し
先に記載した通り、個人的にはこの「いもジェンヌ」は今のところイチ押しです。
地元ではすでに有名なこのブランドを、全国の人に味わってほしいと思います。
残念ながら今のところ関東圏で私の身の回りの人達からは、「いもジェンヌ」の話をきいたことがありません。
しかし、以前まで東京や関東で見ることのできなかった「いもジェンヌ」が関東でも見ることが出来るようになってきているのには、販売促進だけでなく各スーパーのバイヤーが目を付けているからに他なりません。
一般に有名でなくとも、プロのバイヤーが目を付ける商品にはそれなりの理由があります。
私は関東に来るたびに、じわじわとその人気を肌で感じています。
もしまだ食べたことが無く、スーパーなどで見かけた場合は、一度味見をしてみてください。
この「いもジェンヌ」は上品な甘さから、焼き芋だけでなく洋菓子の原料として使用する専門店もあります。
お菓子などの原料としても、一度試してみてはいかがでしょうか。
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