ワンちゃんを飼っていると体調を崩して下痢をしてしまう事ってありますよね。
こういった時、動物病院へ連れて行ければ安心なのですが、行けない場合も多く様子見の間だけでも家庭で対処できる方法を知っていると便利だと思います。
1日とか2日程度の下痢ならば、人間でも様子見で家庭の常備薬で済んでしまうことが多いですよね。
それと同じで私の場合は、ワンちゃんでも様子見程度であれば人間用のビオフェルミンSを使用しています。
ただ、ビオフェルミンにも種類があるし、下痢止めは体に悪い場合があったり、整腸剤を飲んでも意味の無い場合もあるので以降で紹介してみたいと思います。
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整腸剤にも種類がある
整腸剤にも種類があります。
様々な商品があると思いますが、症状に応じて使い方を誤っては重大な事故になりかねないので、ある程度理解が必要だと思います。
腸内で有効な働きをするビフィズス菌などの菌を摂取するタイプと、整腸剤とは厳密には違うのですが強制的に下痢をストップさせてしまうタイプがあります。
ビオフェルミンSのような薬と正露丸のような薬があるということです。
下痢の種類によって使い方は慎重に
人間と同様にワンちゃんの下痢にもさまざまな種類が考えられます。主に考えられる理由は以下の3種類だと思います。
1.体に有害な物質を排出しようとしている
これは例えば食中毒のような場合や、体に合わない食べ物を食べてしまった場合です。
この場合は体が有害と判断して体の外に出そうとしているので、無理に下痢を止めてしまってはいけません。人間でも同様ですが食中毒などの場合に無理に下痢を止めてしまうと体に毒素が回ってしまい取り返しのつかない結果になりかねません。
少しでも悪い食べ物を食べた恐れがある場合には、下痢を止めてしまう薬を使ってはいけません。しかしビオフェルミンSであればもしも食中毒であっても体に悪影響を与えることはないと思います。
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2.腸内フローラが乱れている
腸内フローラとは、腸内に存在している菌の分布の事を言います。
体調不良や何かの原因でこの腸内フローラが乱れることは人間にもあります。腸内フローラの乱れは下痢だけでなく便秘も引き起こす原因でもあります。
ビオフェルミンSは乳酸菌を摂取しているだけなので、腸内フローラに対しても悪影響は及ぼさないと私は考えています。
3.精神的な要因
人間が緊張して下痢をしてしまうように、犬も精神的な原因で下痢を引き起こしてしまうことがあります。
こういった場合は、ビオフェルミンSを服用しても効果ないと思いますが、悪影響を及ぼすこともないと思っています。
幅広い年齢層に使えるビオフェルミンS
私がビオフェルミンSを使うのは指定医薬部外品という理由もあります。つまり、効果は認められているが効き目が比較的穏やかなのです。医薬部外品の中には育毛剤とかビタミン剤などが含まれます。効き目や副作用が強いものは薬剤師が販売しなければならない医薬品として区別されています。
効き目が穏やか=副作用も少なく体に比較的優しいと私は判断しているからです。
その証拠に、ビオフェルミンSは赤ちゃんから使用することが出来、マザーズコレクション大賞にも選ばれています。
私は薬剤師でもなく一般人なので、薬学について詳しい教育を受けているわけではありません。個人的には効き目の強い医薬品を愛犬に使用する時には、獣医師の許可のもと適正に使用したいと思っていますので、家庭で自己判断の元で使用する薬についてはなるべく愛犬の体に優しいものを使用したいと考えています。
こういった観点から、愛犬の下痢に第一候補として私はビオフェルミンを使用しているのです。
ビオフェルミンを投与しても意味がないと思われるケース
ビオフェルミンSの投与は、害はないと考えていますが意味がないと思われるケースも存在します。
それは、抗生剤の投与による下痢の場合です。この場合は抗生剤によりビオフェルミンSの乳酸菌は死滅すると思いますので、投与の意味はないと考えています。
もし、獣医師の元での抗生剤投与で起きる下痢に対処するのであれば、ビオフェルミンRのような耐性乳酸菌でなければ意味がありません。この耐性乳酸菌は抗生剤にも耐えることが出来る乳酸菌です。しかしビオフェルミンRは医薬品であり、薬剤師の元でなければ購入することが出来ません。
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犬にはどの程度、いつ飲ませるべきか
私の認識では、ビオフェルミンSのような乳酸菌製剤はほぼ胃酸で死滅してしまうと考えています。なので効果を最大限に発揮させるためには食後すぐに飲ませるのが効果的だと考えています。
胃の中に食物があればある程度胃酸が弱められるため、乳酸菌の生存率が高くなると考えているからです。
胃酸のことで言うと問題なのは、犬の胃酸は人間の胃酸より強力だということです。そのため人間用に開発されたビオフェルミンSがどの程度生きて腸に届いているかは判りません。
そのような不確定要素はあるのですが、私は何もしないよりも少しでも愛犬の体の助けになる可能性があるのであればと思って使用しています。
愛犬にあげる量ですが、我が家の場合はパグなのですが、大体食後に一錠かその半分かその時の症状の度合いで判断してあげています。理由はビオフェルミンSは人間の成人で一回3錠を一日3回ですので、体重が10kg程度のパグを考慮すると一錠か半分を1回で一日2回という結論に至りました。
まとめ
私の経験からは、ワンちゃんにビオフェルミンSをあげても全く問題ありません。
しかし、正直な所これをあげたことによって症状がどれだけ改善しているのかは判りません。時間がたったから下痢が良くなったのかビオフェルミンSをあげたことで回復がはやくなったのかA/B試験ができないので判らないのです。
ですが、極度にあげすぎない限り、投与が体に悪い影響を及ぼすとは考えていないので、もし効果があるのであれば程度で投与しています。
ネットでいろいろ検索すると、犬はもちろん、猫やウサギにもビオフェルミンSをあげている飼い主さんも見かけ、そのどれもが効果を実感しているようなので、そこそこの効果はあると思っています。
皆様も愛犬が下痢や便秘になった際の治療の候補として考えてみてはいかがでしょうか。
番外編
Amazon等のネット通販を見ると、犬用に開発された整腸剤がいくつか出回っています。こちらを試してみるのもよいかもしれません。
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