我が家では、高齢な親がドコモショップに悪徳契約をされてから、脱ドコモを図り、MVNO(格安SIM、格安携帯)に乗り換えしようとしています。
背景には以下のブログに書いたような事があったからです。
また、以下のようなことも記事にしてきました。
これらが解った所で、今回はMVNO(格安SIM、格安携帯)のサービスが問題ないと言う理由を仕組みから解説したいと思います。
高齢者や詳しくない人の中には、料金が安い仕組みが理解できても、依然としてサービスに不安を抱くひとが多いからです。
日本の携帯料金が高過ぎる為に、その料金が当たり前だと思い込んでいるのでは?
MVNOはMNOから設備を借りている
格安SIMや格安スマホと俗に呼ばれていますが、正確にはMVNOと呼ばれています。
これは、ドコモやauのような大手通信会社をMNO(Mobile Network Operator)と呼ぶのに対して付けられた名前で、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼んでいます。
MVNO各社は既存の大規模通信会社であるDocomoやau, Softbankといった通信会社の既設の設備を借りる事で通信を可能にしています。
各ユーザーの携帯電話からの通信のたどる道筋をたどると以下のようになっています。
各ユーザの携帯電話--> アンテナ棟--> 光ファイバー --> 基地局となっているのですが、さらにその先は最終的には各通信会社への接続点となるPOI(Point of interface)と呼ばれる接続点へとつながっています。
どの様借りているのか?
上の図を見てください。
これは、MNOの区間と、MVNOが借りている区間を絵にしてみた物です。
無線区間からPOIまでの間は既存大手通信会社であるMNOと設備を共有しています。
この区間はどの様にしてMVNOは既存通信会社から設備を借りているのでしょうか?
帯域やChを区別しているわけではない
この区間は、既存大手通信会社であるMNOに加入する携帯電話も、格安SIMなどと呼ばれるMVNOの携帯電話の通信も同一に扱われます。
全く同一のルールに則ってPOIと呼ばれる相互接続点まで運ばれます。
この区間ではMNOに加入する携帯の通信が増えたからと言って、MVNOに加入する携帯の通信が少なくなってしまうと言う事にはならないのです。
しかし、POI以降は各社に分かれて通信される形となり、その先にある各社の装置からインターネットに接続される形になっています。
通話エリアもこの仕組みに依存
この仕組みからもわかるように、各MVNOによって何処のMNO設備を借りているかで通話エリアが変わってきます。
Docomoの設備を借りているMVNOでは、ドコモと同一の通話エリアを提供でき、auの設備を借りているところではauと同一の通話えりあとなります。
先ほど示した図からもわかるように、無線区間とPOIと呼ばれるMVNO各社とMNO各社に通信が分岐する点に行くまでは、MVNOだから通信しにくいとか、MNOだから通信しやすいなどという事は全くありません。
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