BLU GRAND X LTE レビューと感想 1万円以下のスマホは使えるのか?

*この記事は2018年に記載したものです

DocomoショップやauやSoftbankショップには並んでいないBLUというメーカーのスマートフォンをご存知でしょうか。

2017年位から日本のAmazon等大手ネット通販でも売られるようになった激安スマートフォンです。

このBLUがここ数年のMVNO人気と相まって、売れに売れているようです。

なんとこのスマートフォン、Amazon実売価格が10,194円!

今時LTE非対応のスマホを購入する人はいないと思いますが、LTE非対応であればAmazon6,900という驚異の低価格スマホなのです。

このスマホを購入して実際に使用している私が、レビューとともに使い道について考察していきたいと思います。

因みに私はAmazonのセールの時に購入し、8000円程度で手に入れる事が出来ました。

 

 BLUというメーカー

今回BLU 「GRAND X LTE」という機種を購入したのですが、まずはこのBLUというメーカーから説明していきたいと思います。

BLUはアメリカ マイアミにある携帯メーカー。

日本ではそれほど知名度は有りませんが、本国アメリカでは破竹の勢いでシェアを伸ばし、多くの人が知っているメーカーです。

BLU公式HPによると、1995年に携帯の製造に進出した同社は、2010年に独自ブランドBLUを立ち上げスマートフォンを発売しました。

その後、2015年にはアメリカのSIMフリースマートフォン市場でシェアNo1を獲得しています。

 

SIMフリースマホ

BLUのスマホはSIMフリーとなっています。

SIMフリースマホなので、どこの通信会社のSIMを挿入しても使用することが出来ます。
(もちろんナノSIMです。)

 

デュアルSIM対応

GRAND X LTEは、この値段の割にはデュアルSIM対応です。

デュアルSIMとはSIMカードを挿入する箇所が2つ在り、異なる2社の通信会社のSIMをさすことが可能で、使い方によって通信会社を切り替えることができます。

このGRAND X LTEでは、デュアルSIMに使用する場合には記憶容量を増やすためのマイクロSDを入れることが出来なくなってしまう制限があります。

これは、マイクロSDのスロットとデュアルSIMの際に使用するナノSIMスロットが同一のスロットを使用しているために起きる制限です。

 

Amazonで発売されるまでの経緯

現在、GRAND X LTEを含めBLUのスマホはAmazonから購入することが出来ますが、これには紆余曲折がありました。

当初はアメリカのAmazonでのみ発売されていましたが、2016年にセキュリティ企業Kryptowireの研究者がBLUの一部の携帯がユーザーの通話履歴やメッセージの内容、端末の識別情報といった個人情報が、ユーザーの知らないうちに上海にあるサードパーティーのサーバに送信されていると報告したのでした。

これが、大きなニュースとなり、アメリカAmazonでは直ちにBLUスマホが取り扱い中止となりました。

 

原因はAdupsのファームウェアによる、FOTAというネットワーク経由で更新する機能にあったことが判明しました。

スパイウェアが混入していたわけではなく、この更新情報の交換時にテキストメッセージ等を送信しているというものでした。

また、このAdupsのファームウェアは、ほかのメーカーのAndoroidスマホにも搭載されている一般的なものです。

その後、BLUはファームウェアをGoogleのGOTAに切り替えることを表明し、情報を送信しないようにバッチを配布して、事態は収束しました。

 

現在の日本のAmazonで発売されている「GRAND M」「GRAND X LTE」については、GoogleのGOTAを使用しているためこのような情報を送信しておらず、日本のAmazonでも発売される運びとなっています。

 

この件の元になった、Adupsのファームは多くの携帯に取り入れられているファームウェアです。

何もBLUだけにかぎらずその他の多くのメーカーでも普通に情報送信しているもので、プライバシーポリシーに則った情報しか送信していないようです。個人的には別に気にするほどのようなものでは無いと思います。

 

GRAND X LTE のスペック

格安のスマホですが、性能的に悪くないのです!

OS:Android 7.0
画面サイズ:5.0インチ
メインカメラ:800万画素(LEDフラッシュ)
インカメラ:500万画素(LEDフラッシュ)
メモリ:ROM/8GB RAM/1GB microSDスロット/最大32GB
CPU:Mediatek MT 6737 Quad-core 1.25GHz 32bit
USBポート:microUSB
バッテリー容量:2400mAh
2Gバンド:2, 3, 5, 8
3Gバンド:1, 6, 8, 19
4Gバンド:1, 3, 8, 9, 19

これだけのスペックの携帯が一万円程度で購入出来るなんて、数年前では考えられない性能です。

十分に使えます。

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