若い人 これからのビジネスマンはプログラミングも勉強するべき理由

プログラミング能力は今後はさらに重要になる

唐突ですが、仕事をしているとプログラミング能力の重要度が、年々高まっていると感じています。

今まで全く基礎も勉強したことがない方にとっては、就職してから勉強しだすのは、きっかけがないと大変ではないでしょうか。

会社でそういった機会に恵まれている方は良いのですが、そうでない方が圧倒的に多いと思います。

今回は、これからプログラミングを勉強しようとしている学生や、社会人で仕事で使うプログラミングの勉強を始める方を対象に、一つのモチベーションを上げるきっかけになってもらえればと思い記事を書きました。

プログラミングのできる人間が少ない理由

 

1.プログラミングをするのはオタク?

私事ですが、大学では理工系学部を卒業したのですが、プログラミングに興味は全くありませんでした。

全くないどころか、プログラミングの授業が嫌で嫌で仕方がなく、レポートは毎回マニアックな友達のレポートをまねて提出していました。

私が学生のころは、プログラミング教育が始まったばかりで、当時はプログラミングはオタクのする事。
ダサいというようなイメージがありました。

今の学生さんや、社会人の方でも、そういった思考の方多いのではないしょうか。特に文系の方、どうでしょうか。

私が学生の頃は、世界中でそのようなイメージがありました。

当時、ビルゲイツも以下のように発言しています。

Be nice to nerds. Chances are you’ll end up working for one.

オタクには親切に。いつか彼らの下で働くことになるでしょうから。

これはプログラミングの将来性を見据えての発言ですが、このセリフはハーバード大学での講演でのスピーチの一言になります。

このスピーチからも、当時の風潮がうかがい知れると思います。

 

2.教育が不十分だった

今でこそ誰もがスマホを持ち歩き、学生たちはほぼ全員PCを持っている事でしょう。

しかしながら、1990年代~2000年代当初はPCはまだ生活の一部にはなっていなかったような気がします。

なんせ、1990年代では、就職にはワード・エクセル・パワポが使えるようになりましょうと言われていた時代です。

今では、この程度のレベルは、ほぼ一般常識程度のレベルになりました。

このような状況で、学生や社会人になりたての若者、はたまた子をもつ親たちが、どこにプログラムが活用されているかも認識できずに、その重要性に気が付けたでしょうか。

よほど感の良い人でなければ、それほど重要にとらえなかったでしょう。

スマホ・PCが普及した今。小学生れべるでもそれらが何によって動かされているのか理解しているはずです。

また、当時は教育現場でも、大学でプログラミングを勉強する学科が出来始めたばかりでした。

今の30代後半以降では、仕事でプログラミングを必要とした人以外、残念なことに、プログラムを自由に活用し、作れる人はほぼいないでしょう。

世界の動きは違う

 

1.プログラミング大国アメリカ

アメリカでは、90年代後半よりプログラミング教育が加速。

国家戦略レベルで教育を行ってきました。

その結果、今どうでしょう。IT業界で世界で名のある企業はほぼアメリカの会社です。

Google・Amazon・Twitter・Facebookなど。

また、ITは金融と相性が良く、今では金融取引はすべて電子化されているわけですが、ここでも主要な企業はアメリカの会社になってしまっています。

 

2.Code.org の活躍

そんな中、アメリカのNPO。Code org.がプログラミング教育で成果を上げています。

Code org.は、アメリカ合衆国の人々、特に学生による計算機科学の勉強を支援することを目的に作られた団体です。

下の動画を見てください。 ここにはFace bookのマークザッカーバーグから、ビルゲイツ、NBAで活躍したクリス・ボッシュ、さらにはBlack Eyed Peasのウィル・アイアムまで出演しています。

こういった、広告キャンペーンや地道な教育の成果もあり、アメリカではエンジニアが増えています。

いまではすべての業界でプログラマーが必要

現在の世の中を見てください。世の中のほぼすべての領域で、プログラマーたちが活躍しています。

スマホのゲームから、オンライントレード、ファッション業界までです。

意外と思えるかもしれませんが、私はファッションや芸術とプログラミングの関連性は高いと思っています。

 

ファッションや芸術とプログラミングの共通項

学生時代などの若い時は、多くの人がファッションに夢中になります。

ファッションはある意味、服飾という芸術の1つだったりします。服飾を勉強している人は作品を作ったりすることも多いと思います。

大衆にウケるファッションをするには、トレンドも考慮して、センス良くパーツを配置して見せることも必要だと思います。

これは、ウェブデザインにも共通です。

また、一つの表現方法として作品を作り上げ、表現として服を着る場合もあると思いますが、これもウェブデザインに共通する事だと思います。

世界のファッション業界では、プログラミングを学び大きな成功を収めている女性が沢山いるのです。

Elena・Silenok(クリックで外部サイトへリンク)をご存知でしょうか。

先に紹介したCode orgのビデオにも出演していますが、彼女はClothia (クリックで外部サイトへリンク)というWeb上のファッションマーケットプレイスの経営者です。

彼女のサイトへは世界中からアクセスでき、世界中で商品を受け取ることができます。

彼女は、プログラミングとファッションの融合により成功を収めています。

 

専門分野+プログラムもできなければ生き残っていけない時代

激しい会社の競争社会では、自分の専門分野の他に+αとしてプログラミングの知識は必須であると思います。

昔は良く、これからは国際化の時代だから英語が大事と言われていましたが、いまや英語は常識となってきています。

私は、今後は専門分野となる知識と英語。それと仕事を効率良くこなすためや、データ解析のためのツールを自分で作れたり、業務効率化するためのマクロを作る程度のプログラミング知識は最低限必要だと思います。

古い人は、PCをワープロと表計算ができる物としてしか使用していませんが、今後の社会に出る若い方はPCを本来の計算機として使用できる能力が必要だと考えます。

今後、AIやプログラミングされた自動計算によって、多くの仕事が確実に効率化されます。

オックスフォード大学の研究では、今後702の職種がロボットやAI・プログラムに置き換われると発表されています。

少子高齢化で労働人口が減少している日本では、さらにその流れは加速するかもしれません。

そのなかで、AIやプログラミングに仕事を奪われる立場になるのか、それらを使いこなしマネージメントする側になるかは、プログラミングを理解しているかによります。

生き残っていくためにも、プログラミングの知識は必要なのです。



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