犬と赤ちゃんの同室での子育て 注意点と必要なグッズ ハイローチェア

 

我が家ではワンちゃん2匹を飼っているのですが、何年か前にわが子が誕生し家族が増えました。

室内で犬2匹を飼っているので、犬には奇麗にするように気を付けてケアをしているのですが、

毎日2回散歩に行き、それなのに犬の方は毎日お風呂に入るわけではないので、人間より衛生的でないのは否めません。

当時、犬を飼っている室内での新生児の子育てについていろいろ調べましたが、ネットにはこれという情報がありませんでした。

いまでは、子供も無事にある程度大きくなったので、私の経験から気を付けておくべきことや、購入しておいた方がよいグッズ等を紹介しようと思います。

 

犬と同室で新生児を迎える場合の注意点

 

 

1.犬の予防接種は確実に

 

人畜共通感染症をご存知でしょうか。人間と動物との間で感染する共通の感染症です。

犬の人畜共通感染症のなかには、犬の混合ワクチンで防げるものもあります。

赤ちゃんを迎え入れる前に5種混合ワクチンは接種させておいた方が良いでしょう。

どの感染症も混合ワクチンで防げるわけではありませんが、対策としてリスクをなるべく低くしたいところです。

また、狂犬病はもちろん、確実に接種しておきましょう。

 

2.犬の唾液が赤ちゃんの口に入らないように工夫する

 

犬の口腔内は清潔ではなく、様々なバイ菌を含んでいます。

赤ちゃんはミルクのにおいがする為、犬はなめたりしがちですが、させないように気を付けましょう。

赤ちゃんと犬を上手に同じ空間に共存させるには、後述するハイローチェアが便利です。

我が家では、口元だけでなくとも、子供の手を犬が舐めたら必ず手を洗わせています。

犬には、申し訳ないのですが、子供は子供・犬は犬としながら、差別することなく犬にもたくさんの愛情を注ぐようにしています。

私が一番怖いと思っているのは、ヘリコバクタ・ハイルマニイです。

 

ハイルマニイはピロリ菌の亜種で、海外で犬を飼っている家庭に胃癌患者が多い事から調査したところ発見されたピロリ菌です。

これは、犬の唾液などから人に感染し、かつ感染しても通常のピロリ菌検査では検出できません。

ハイルマニイの検出は、それ専用のDNA検出による検査をしなければ不可能です。

全ての犬が持っているわけでもないので、飼っている犬が持っていない可能性も高いですが、用心に越したことはありません。

 

3.犬の抜け毛やほこりに気を付ける

 

気を付けて手入れをしていても、犬の毛等の埃は落ちやすいものです。

特に犬の毛が生え変わる時期は大変だと思います。

特に、フローリングでは埃が舞いやすく、赤ちゃんが床に寝ている場合はさら吸引しやすくなりますので注意が必要です。

具体的には、犬のグルーミングをこまめにしたり、掃除機をこまめにかけるなどの対策が必要かもしれません。

我が家では、犬のグルーミングにはファーミネーターを(別記事参照:リンク)利用しており重宝しました

床掃除については、ただでさえ犬の世話と、新生児の世話で大変なのに、それにプラスしてこまめに掃除をするのは難しいです。

私は、思い切ってルンバを購入しましたが、想像以上の便利さに今では手放せない状態です。

ある程度の出費は必要になりますが、赤ちゃんの両親である私たちに労力をかけずに、安全に赤ちゃんと犬両方の面倒を見るには、効率的な出費だと思います。

また、我が家では私が花粉症のため、以前から空気清浄機を使用しておりましたが、赤ちゃんが来てからはシーズン外でも空気清浄機も併せて使用していました。

 

4.犬との予期せぬアクシデントから守る

 

犬を部屋で放し飼いで飼っている方はご存知だと思いますが、テレビなどを見ていると、犬が気になる物が出てきたりすると急にテレビに向かって行ったり、ワンワン吠えたりすることがあると思います。

もし、犬がテレビや食べ物につられて急に移動した時に、犬が赤ちゃんを踏みつけたりしてしまったら、犬の大きさにもよりますが、最悪赤ちゃんがケガをしてしまいます。

赤ちゃんは、首や腰が据わるまで思った以上に体がぐにゃぐにゃで、小さくて、何か事故があったらすぐに壊れてしまいそうなくらいです。

犬を上手くしつけできれば、気にすることはありませんが、私もそうですがそこまでしっかりしつけできませんでした。

こういった事故を防ぐためにも、ハイローチェアは必需品です。

 

5.犬にも愛情を注ぐ

 

 

赤ちゃんのことばかり気にかけているような事を書きましたが、赤ちゃんが家族に増えたことは犬にとっては、はじめはストレスです。

飼い主が大切にする姿を見て、犬も次第に赤ちゃんが大切な存在であることを認識してくると思いますが、犬のストレスの緩和も大切です。

あまり赤ちゃんの世話ばかりしていると、犬がひがんだり、敵対心を持ってしまうかもしれません。

そのような誤解を避けるためと、犬のストレス緩和のために、愛犬にもできる限りの愛情を注ぎ、ストレスの緩和に努めてあげることが必要です。

ワンちゃんも大切な家族であることを、忘れてはいけません。

 

犬と新生児との共存に必須のハイローチェア

 

 

いかがでしたでしょうか。

上記までの注意事項でも出てきましたが、以下の3つの点を考慮すると、私の場合は犬と赤ちゃんを同じ部屋で育てる場合にはハイローチェアは絶対に必要でした。

  • 犬が赤ちゃんを舐めてしまったり、感染症を予防するため
  • 埃やゴミから赤ちゃんを遠ざけるため
  • 犬との思わぬ事故を避けるため

我が家の場合は、上記を考慮して新生児の頃からハイローチェアを使用していました。

日中は、赤ちゃんはハイローチェアに寝かせて面倒を見れば、犬は床の上で自由に走り回れます。

 

 

ハイローチェアとは、ご存知の通りリクライニング可能な、ベッドになったり椅子になったりするものです。

ちなみに写真では、机が付いていますが机は取り外し可能です。

新生児や赤ちゃんの間は、フラットにしてベッドとして使え、キャスターも付いているので、ご飯を作るときなどはキッチンで自分の近くで赤ちゃんを見守ることができます。

子供が、動くようになったら、今度は机を付けてご飯を食べるときの椅子として使用できます。

 

 

メーカー説明にも書いてありますが、本当に0歳から4歳までフルで使えるのです。

また、電動でAuto Swingという機能が付いている機種もあり、この場合、自動でゆりかごのように揺れてくれるので、赤ちゃんの寝かしつけに役立ちました。

私が使用している、コンビ ネムリラ Auto Swingもその機種で、子供にもよりますが、私の場合は寝かしつけ効果は半々程度でしたが、手で揺らなさなくても良かったので楽でした。

ちなみに、写真にあるように私の場合は、ハイローチェアに”コンビ 共通洗い替えクッション”を付けて使用しています。

コンビはこの洗い替えクッションが売っているので、これを付けた方やわらかいし、洗い替えできるので衛生的です。

 

 

まとめ

 

長々と書きましたが、普通の環境で赤ちゃんを迎えるのであれば気にする必要はないと思いますが、犬がいる環境ではある程度注意しなければならない事項も多いです。

このように、大切な赤ちゃんを守るためにも、家族であるワンちゃんに余計なストレスをかけないためにも、ある程度の工夫は必要ですし、多少の出費も必要です。

私の場合は、それらを考慮してハイローチェアを購入しましたが、とても役に立ったと感じていますし、子供も元気に育っています。

ただし、注意しなければいけないのは、ハイローチェアの取り扱い説明書には、長時間の使用はいけないと明記されています

ですので、まだハイハイしない時期でも、時間を見てハイローチェアから下して寝かせたりすることも必要かもしれません。

私は気にせずに時には何時間も使用していましたが、長時間の使用については、自己責任になるということだと思います。

これらに注意して、安全・安心に使用していただきたいと思います。

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