使用していたデスクトップパソコンが使用中に急に電源が落ちてシャットダウンするようになりました!
仕事や趣味でも使用しているのでヤバい!
しかも、一度この状態になると電源スイッチを押しても、少し時間が経たないと電源が入らないのです。
どこか壊れたかな!?と思い早く治したいのですが、お店に頼むとお金がかかるし。
これは自分でやってみようと、原因を探して修理交換して無事修理することができました。
最終的にはCPUクーラーの故障と解り、交換したのでした。
同様の事象で困っている方の参考になればと思い記録に残そうと思います。
因みに私はPCの仕組みは知っていますが、そこまで詳しいわけではないし、自作PCも作ったこともない素人です。
大抵の人であればノートPCは難しくとも、デスクトップPCであれば十分自分で解決できると思います。
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PCのカバーを開けてみよう!
今回の故障内容としては、PCを使用していると急に電源が落ちるというものです。
しかも、一度電源が落ちると電源スイッチをしてもしばらく経つまで電源が入りません。
可能性としてはいくつか原因が考えられますが、私の場合は我流なのでとりあえずPCカバーを開けてみます。
目で見てわかる異変もあるかも知れないからです。
上の写真がデスクトップPCのフタを開けた写真です。
写真では解り辛いですが、もう5年近く掃除してなかったので、ほこりまみれでした。
先ずは掃除機にブラシを付けて掃除しました。
その後、フタを開けたまま電源を入れてみると、、、
あれ!? CPUクーラーのファンが回っていない❗
CPUクーラーのファンは上の写真の左上に写っている黒色で埃まみれになっているファンです。
マジかよ~、修理したことないし、メンドくさそう。
と思いましたがお金もないのでいろいろ調べてから自分でやってみることにしました。
CPUの温度を測定してみる
どうもCPUのファンが悪そうだな、ということでCPUの温度を測定してみます。
温度が測定できれば、ファンはCPUを冷却するものなので、温度が下がらずその為にBIOSの保護機能が働いて電源が落ちたとある程度確証が持てるからです。
調べてみると、CPUの適正温度は40℃~80℃ということです。
しかし、負荷がかかった時で80℃まで程度なので平常時は40℃~60℃程度だと思われます。
CPUの温度を計測するにはHWMonitor等のフリーソフトをインストールすれば良いだけです。
インストールするにはPCを起動しなければならないですが、現状だとPCの電源が勝手に落ちてしまうのでなかなか長時間起動させておけることができません。
そういえば、CPUクーラーがホコリで凄い汚れていたことに気づきました。
このホコリを掃除してあげればCPUクーラーが少しは動き、ソフトをインストールして起動出来るかもしれません。
そう思いCPUクーラーを掃除することにしました!
CPUクーラーの掃除をしてみよう
CPUクーラーの掃除前の写真がこれです。
相当汚れているのが判ると思います。
CPUクーラーの空気の流れは、上の写真で言うと上から空気を吸入して下から流れ出る構造になっています。
徹底的に掃除するため、CPUクーラーをマザーボードから外します。
このCPUクーラーの場合は固定されている四隅の足の部分を、ネジの様に回転させると外れる仕組みになっていました。
これも手で捻ればすぐに外すことができます。
外すときに、CPUクーラーの電源ケーブルがマザーボードに刺さっているので、取り外しの際にこちらも抜きます。
CPUクーラーをマザーボードから外すと、CPUの上に乗っていたシリコングリースがカピカピになっていました。
まぁでもシリコングリースはCPUクーラーとCPUの間の隙間を埋めるためのものなので、乾いていても問題はないと思います。
そして、取り外したCPUクーラーのファンを掃除機のブラシで徹底的にホコリを吸い取ります。
ここでCPUとCPUクーラーが接触する部分は少しデリケートなので、なるべく触らないように、またホコリが付かないように注意しました。
そしてきれいにしたCPUクーラーがこちら
このファンの下に見えるグレーのフィンのようなものは、金属の放熱板なのですがこの隙間にホコリがびっしり詰まっていて、上手く熱交換できるような状態ではなかったです。
また、ファンの軸の周りには髪の毛のようなものが巻き付いていました。
掃除が終わったらCPUクーラーをCPUの上に乗せて、元の様に固定します。
HWMonitorのインストールと温度測定
掃除が終わったところで再度電源を入れてみます。
すると・・・
CPUクーラーのファンが回りだしました!!
しかも、ある程度時間が経っても電源が落ちなくなりました!
凄い! ただ埃を掃除しただけなのにパソコンが治りました。一時的にかもしれないけど・・・
今のうちにHWMonitor(クリックでサイトに移動)をインストールしてしまいます。
HWMonitor(クリックでサイトに移動)はフリーソフトで、この手のソフトでは機能が一番シンプルで使いやすいと思います。
とりあえずインストールして起動させてみます。
このソフトは細かい設定無しに、起動させるだけで温度などを表示してくれます。
ソフトを起動して測定してみると。。。。
写真を撮るのを忘れてしまったので、画像が無いのは残念ですが、何もしていない状態でCPU温度が60℃ありました。
何もしていない状態で温度が60℃程度というのは結構高温です。掃除をしたことで何とか動いてはいますがまたすぐに電源が落ちてしまうでしょう。
この結果を得て、CPUクーラーがあまり機能していないことが原因だったという事を確認することができました。
この様な手間を省くためにも、HWMonitorは何があった時の為に初めからインストールしておけば良かったです。
皆さんには何もない時でも、インストールしておく事をお勧めします。
今回はCPUクーラーの劣化が激しいので、CPUクーラーを交換することにして、新しいCPUクーラーを手に入れようと思います。
早く治したかったので、ネットではなくお店に行って新しいCPUクーラーを購入しました。
CPUクーラーの選び方
新しいCPUクーラーを購入する前に、選び方を説明しておこうと思います。
CPUクーラーには様々な種類があり、自分のPCに合ったものでないとサイズ等も合わず交換できません。
CPUがIntel系なのかAMD系なのか、マザーボードの種類にもよります。
1番手っ取り早いのは、マザーボードのスペックを確認する事です。
今回の私のデスクトップPCの場合でいうと、PCのフタを開けた時にマザーボードが見えますが、マザーボードにメーカーと製品名が書かれています。
上に乗せたCPUのシリコングリースが乾いている写真を見てもらえば解りますが、今回の場合は
メーカー: ASRock
製品 : G41M-GS3
となります。
これをGoogleで「ASRock G41M-GS3 スペック」などで検索するとスペックが書かれたページを探せると思います。
その中でも、必要な赤線を引い以下の情報になります。
この「LGA 775 Intel」がIntel製のCPU用でLGA 775という規格である事を意味します。
製品によってはIntel製とAMD製の両方に対応している物もあります。
電気屋さんに行って、新しいCPUクーラーを購入するときにはこのLGA 775という規格のCPUクーラーを購入すれば良いという事になります。