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【社会人 受験生必見】 風邪を早く治す 科学的な3つの方法

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季節の変わり目や、冬季は風邪にかかりやすい季節になります。

しかし、現代に生きる私たちには、このような時でも仕事は待ってくれません。

また、こういった季節の真っ最中に人生を左右しかねない大切な受験が控えている学生の方も多いと思います。

私自身も通勤で満員電車で多く人と接し、特に冬場には風邪をひかないように体調管理には特に気を付けて生活しています。
もし、大切な時に風邪をひいてしまったらどうやったらすぐに治すことが出来るのか知りたくなりました。

大切な時に風邪をひいてしまった際に、ひき始めの風邪を最短で治してしまう私的な方法を、なるべく科学的かつ理論的に3つにまとめてみました。


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1. 体を温かく保つ

身体を暖かく保つなんて当たり前だと思ったかも知れませんが、意外とこの理由を知らない方もいるのでは無いでしょうか。

風邪はウィルス性と細菌性の物に分けられますが、そのどちらにしても体に害のある侵入物がいた場合、にそれを撃退してくれる体の機能の1つに白血球があります。

その白血球の数を増やしたり、活発にすることが出来ればそれだけ撃退できる風邪菌やウィルスが多くなるということになります。

この白血球の働きには、体温が大きく関係していることが判っています。

 

体温と白血球の関係

白血球にも種類があり、顆粒球とリンパ球の2つがあります。

顆粒球は主に細菌に対して抵抗力を持っており、リンパ球はウィルスに対して抵抗力を発揮します。

この白血球は血液の流れに乗って全身に届けられる事になります。

そのため体温が一度下がると、白血球を運搬する血管である毛細血管が収縮してしまうので、体の隅々まで白血球を届けられなくなってしまうのです。

結果的に体温が1度下がると30%~40%程度、免疫力が下がると言われています。

また、反対に体温が1度上がると免疫力は5~6倍になると言われており、体温上昇と共に免疫力も上がる仕組みになっています。

 

体温は下げないようにする

こういった理由で、風邪のひき始めには、身体を冷やさない様にする事が回復の近道となります。

温かく保つ事で免疫力を高く維持することが出来るからです。

しかし、極端に身体を暖める行為は逆に身体に負担をかける事となります。
長風呂やサウナ、極端に部屋を暑くしたりするなどの行為は、予想もしないような危険な行為となる可能性があるので、適度に温かく保つ程度にしましょう。

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2.ビタミンCの大量摂取

ビタミンC(アスコルビン酸)は、食品に含まれている水溶性の栄養素です。

このビタミンCを風邪のひき初めに大量に摂取することで、風邪からの回復を最短にすることが出来る説いたのは、ノーベル賞学者のライナス・ポーリング博士です。

大分古い論文ですが、1970年代に博士がこの事に論文でこのことを解説してから、一気にこのような認識が広がりました。

博士が提唱したのは、風のひきはじめから1時間に1000mg~2000mg程度のビタミンCを摂取すると、風邪の症状は抑制されてすぐに治ってしまうといった内容の物でした。
1時間に1000mg~2000mgとは相当の量です。

このビタミンCが風邪からの回復を助けるという点については、これまでに何回も検証されてきたようですが、有効と結果が出たり、効果がないという結果の研究もあり、実際のところ科学的に効果があるとは言えない状況のようです。

しかしながら、ビタミンCは粘膜を強化する働きがあることは科学的に判っているようです。
そのため、風邪をひいた時に喉が痛くなったり、咳が出たりするのは粘膜がダメージを受けているからであり、その回復を助けるためにビタミンCを摂取するのは理にかなっているように思います。

また、それ以外でもビタミンCは強力な抗酸化作用を持っており、肌を正常に保ったり、異常な色素を定着しにくくするなどの作用もあることが判っています。これを利用して、ビタミンCの点滴によるガン治療法も存在しているほどです。

ビタミンCが直接風邪に効果があるかは、実験により効果があるかどうかはまだ実証されていないようですが、上記の効果により風邪を未然に防いだり、風邪の回復をある程度早める効果はあるのではないでしょうか。

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ビタミンC摂取の注意事項

過剰摂取してもそれほど害のないビタミンCですが、持病などがある方は思いもよらない症状が出てしまう事があるので、摂取は慎重にした方が良いようです。

ビタミンCには鉄分を吸収してしまう働きがあるため、鉄分を蓄積してしまう病気がある人は試さない方が良いと言われています。また、腎臓結石の発症リスクを高めるとの指摘もあります。

しかし、特に何もなく健康体の方であればそれほど害はないようです。
誰でも起こる副作用としては、大量摂取をした場合は下痢になります。

その他、それぞれの体質で起こる副作用としては、1日 2000mg~3000mg以上の摂取で、悪心、嘔吐、下痢、顔面紅潮、頭痛、不眠等があるようです。

参考として厚生労働省の統合医療情報発信サイトに記載されている、ビタミンCの推奨摂取量は以下のようになっています。

↑ビタミンCの推奨摂取量(厚生労働省の統合医療情報発信サイトより引用)

今まで、ビタミンCの大量摂取をやったことが無い方は、上記の推奨摂取量を目安にして少しづつ増やしていくのもよいかもしれません。

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3.睡眠・休息をしっかりと取る

これも昔から言われている事だと思います。

私はこの意味を、”風邪を早く治すには、体力強化の為に沢山睡眠をとりましょう” という意味だと思っていました。
同じように考えていた方も多いのではないのでしょうか。

調べてみると少し意味が違っていました。
本当の意味は、”風邪を早く治すには、免疫力を高めるために沢山睡眠をとりましょう” という意味でした。

どういう意味かというと、免疫力と睡眠時間にはある程度比例関係があることが判っているからなのです。

睡眠中は副交感神経が優位となり、免疫機能が活発に活動して体の悪い部分を修復しようとします。その結果、免疫物質も多く作られるのです。

また、先の説明で触れた免疫機能を大きく左右する白血球ですが、白血球は骨髄で作成されます。
この骨髄での白血球作成は、体を横にしている状態でなければ白血球を作れないという話もあり、この点でも睡眠や体を横にする休息が大切であると言われています。

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私の経験談

私かこれらを初めて知った時は、なるほどと妙に納得した記憶があります。
昔から言われていることもありますが、それらにも正確には科学的な理由があったのだと思ったのです。

これを知ってから、風邪のひきはじめにはビタミンCの大量摂取を試しています。
私の場合は、ポーリング博士が提唱したような 1000mg/時間 のような大量には摂取せずに、毎食後程度に500mg~1000mg程度摂取します。すると1日で喉や鼻などの粘膜の調子が劇的に良くなるのです。

食事の後に摂取しているのは、食事後の方が何もしない時に摂取するのと比較してビタミンCを40パーセントも体に吸収しやすくなる、という検査結果があると聞いたからです。

ビタミンCの大量摂取は、実験的には未だ良否がはっきりしていませんが、私個人的には明らかにプラセボとは考えられない効果を実感しています。

現代社会に生きる忙しいサラリーマンの方や、試験や試合前の学生さん達にも知識として持っておいて損はないと思っています。

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