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新入社員に送る 早く仕事ができるようになる 仕事に慣れる方法 5つ

外資系の同じ会社でもう10年以上働いています。

外資の社員の中には、長くいる社員はスキルが無いなどという話もネットで見かけますが、それはその会社によって違います。

私の会社では長くいる人ほど、仕事の出来る方が多いです。そして、それなりに出世もしている方が多いです。

いろんな会社を転々とされている方は、自分では気づいていないのでしょうが、それなりに問題がある方が多い気がします。

もちろん出世のために、よりよいポジションを求めて転職する場合もあります。しかし、全体の少数であると思います。

私は、外資に来る前は、日系の東証一部上場企業に務めており、日系・外資系あわせてこれまでいろいろな新入社員を見てきました。

これまでの会社人生を振り返り、こうしておけばよかったという事も含めて、私なりの早く仕事に慣れる方法を5つ紹介したいと思います。

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1.当たり前だが謙虚にする

 

当たり前の事ですが、先輩や上司には謙虚に接してください。

そんなこと解ってる。っていう方がほとんどだと思いますが、エンジニア職の場合は多分に勘違いしている方が多いです。

エンジニア職は理系の学部を出ている方がほとんどだと思います。

理系の方の悪いところは、人の優劣を判断するのに、この人は技術に対して”知っているか。知っていないのか。”この2つの選択肢しかないところなのです。

この人はこれを知っているから、自分より上。この人はこんなことも知らないからバカだ、自分より下だ。と思ってしまいがちです。

残念なことに、このような思考を持つ方ほど優秀で、努力もしている方が多いです。

特に理系の方で、研究室でやっていた事と、仕事の内容が合致してしまうと、この思考は顕著に表れがちです。

どんな人でも、思っている事は態度に表れてしまいますので、このような思考が少しでもある方は、改めるようにしたほうが良いです。

そのままでは、必ず先輩や同期に嫌われます。

理系の学生は、研究室の最後の締めくくりとして、学会発表を経験します。学会が科学界の頂点だと勘違いしている人も多いのです。

ある意味では頂点に近いのかもしれませんが、利益を追い求める、通常の会社の力学とは全く違います。

会社では、より深く、より幅広い知識を必要とします。

会社の中では、学生程度の知識では大したことが無い事を、しっかりと理解して周りの人には謙虚に接しましょう。

その方が、周りに可愛がってもらえますし、あなたにも得です。

 

2.簡単な仕事でも馬鹿にしないでちゃんとやる

 

特に女子に多いのですが、新入社員の子に、同じ大学を卒業した子は何をしているの?どんな会社に入ったの?

と聞くと、〇〇社のXX部署で□□を任されてるらしいてます。などと、ブログやフェイスブックの内容を鵜呑みにしている子が多いです。

安心してください。どんな会社にはいっても、新入社員から責任のある立場になることは100%無いですし、絶対に大した仕事はしていません。

女の子同士はリア充アピールのために、盛っていることがほとんどです。

そんなことは気にしないで、簡単な仕事でも馬鹿にしないでまじめにこなしてください。

ただし、ただ単に何も考えないでやるのではなく、なぜここはこのようにしなければならないのか?など、一つ一つ考えて、理解しながらやってみてください。

理論を理解することで、ミスも少なくなり、かつスピードアップします。

また、簡単な仕事を理解しながら多くこなすのは、今後の仕事に大変役立ちます。無駄な仕事なんてないのです。

あなたは、何年か後に、たとえばコスト削減や効率化することを任されたとしましょう。その時に、簡単な作業や、作業を行わなければならない理由まで知っていなければ、効率化することはできないのです。

また、なにか改善をしようとする場合でも同様です。

細かい仕事の繋がりまで理解できていなくては改善出来ないどころか、アイディア自体も浮かびません。

運よく、何かまとまった物が出来たとしても、細かい仕事との関連を熟知していないと、必ず予想していない問題が発生します。

それと、腹黒いかも知れませんが、上記の本来の目的とは別に、副効果として先輩や上司からの印象も良くなり、かわいがられます。

はじめは小さな仕事をたくさん頼まれるかもしれませんが、次第にちゃんと理解していることがわかると、だんだんと重要な仕事も任されるようになります。

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3.同期より目立つ

 

これは、大企業に就職した方などで、同期が沢山いる方だけと思われがちですが、私は違うと思います。

どんな会社に入った新入社員でも、すべての新入社員に共通することだと思います。

人は、無意識の内に、ほかの人のことを、印象などでシンプルにカテゴライズして、記憶しています。

その分類のもととなる印象は、はじめのうちは、残念ながらほとんどが第一印象など、見かけや雰囲気によるところが大きいのです。

 

常識的に身なりにも気を使う

目立つというのは、上記を意識したうえで、良いように目立つということです。

先輩社員や、上司の目には、それぞれの特性がわからないため、新入社員はみんな同じに見えます。

そのことをちゃんと、意識して行動すると、ほかの人より得をします。

たとえば、理系学生出身の人に多く見られるのが、だらしない恰好や髪がぼさぼさだったりする人。

これでは、みんなから第一印象でだらしないとみられ、誰も一緒に仕事をしたがらず、仕事の上でも必ず影響します。

社会人は清潔感が大事です。本人は仕事ができれば問題ないと考えていることでしょうが、そんなことはないのです。

自分一人では仕事はできません。ましてや、組織を動かすことはできないのです。

誰からでも、一緒に仕事をしても嫌がられないような、身なりをしましょう。

もう一つ、身なり以外では、ほかの人より積極的に会話をするようにしましょう。

 

ほかの人より印象づける

先に書いたように、先輩や上司からは、はじめのうちはみんな同じように見られています。

見分けるための、判断基準がないのです。

その段階では、良い印象を持ってもらうために、なんでもよいのでほかの人より早く先輩や上司に、インパクトのある印象を持ってもらいましょう。

なんの得になるのだと思うかもしれませんが、有名な○つの法則などでも、この方法が推薦されています。

例えば飲み会が大好きだとか、バーベキューなどを企画したり、イベント好きをアピールするとか。

私の知っている過去の新入社員では、一流大学の文系出身女子が、チーム全体に外でエアガンを撃ち合うサバイバルのお誘いをメールしている人がいました。

彼女は、それ以外にもバーベキューなども企画したりして、同じ部署のメンバー内では可愛がられ、いそんな先輩から気軽に話しかけられてもらっていたりして、狙ってやっていたかは判りませんが、ずいぶん得をしているように見えました。

要は、自分のパーソナリティーをみんなに印象付けて、インパクトを与え、副効果として話しかけやすい雰囲気を作ることに役立つのです。

結果として、コミュニケーションが促進されて、自分も得をするということです。

 

4.短期目標と長期目標をはっきりさせる

 

・モチベーションを維持する

新入社員の内は、覚えることがたくさんあってとても大変だと思います。

なれない生活の中で、仕事のやり方も含めて覚えなければならず大変です。

これから続く会社員生活なので、初歩の仕事を覚えることはとても大変ですが、多くの新入社員がある程度できるようになると、そこでそれ以上の勉強をやめてしまったりします。

モチベーションがそれほど長く続かないのです。

私も、初めの会社では、新入社員の時から、3年くらいは睡眠時間が一日5時間以内に抑えて、ずっと勉強していた記憶があります。

今ではちゃんと睡眠時間をとっていますが、それでも毎日何かしらの勉強をしています。

家族を持った今では、家族のために努力し続けるしかないのですが、独身のうちは特に仕事をやる気があっても、勉強を持続するモチベーションが下がりがちです。

 

・短期目標と長期目標

モチベーションの持続と、目標達成には短期目標と長期目標を設定しましょう。

短期目標と長期目標を併設して使用するやり方は効果があるとされ、グローバル企業でも普通に取り入れらている目標達成方法です。

もし、あなたの会社がこのような目標設定のやり方を導入していなくとも、必ず効果がありますのでお勧めします。

まず、短期目標についてですが、今年一年で自分がどの程度の目標を達成したいかを設定します。

その上で、目標達成のためにこなさなければならないタスクを、1か月程度のスパンで設定していきます。

月々や、数か月のスパンで、設定した目標を達成するのは、少し大変かもしれませんが、一つ達成すると達成感があるはずです。

1年の短期目標を目指してショートスパンのタスクをこなしていきます。

さらに、長期目標では5年後ほどの後に、どのようになっていたいかなどを目標にして、長期でも目標も明確にします。

1年スパンの短期目標は、5年後程度の長期スパンの目標を達成するために。

1か月程度の長ショートスパンは、1年スパンの短期目標を達成するための目標を設定します。

ショートスパンの目標がどのように、長期スパンの目標に影響するのか、はっきりと認識でき、達成しやすい小さい目標をこなすことで、結果的に大きな目標を達成できます。

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5.苦手な部分の克服と得意部分を伸ばす努力をする

エンジニア職に就くのは、なにも理系卒の方だけではありません。

特に情報系の職種には文系出身者も多いでしょう。

私の経験では、文系出身者は語学や、コミュニケーション能力を高い方が多い印象です。

理系出身者は、技術に強い印象です。

両方の出身者に、それぞれの得意不得意がありますが、現代の会社では、もはやそれだけでやっていける世界でもありません。
エンジニアであれば、それ業種専門の分野の知識と、英語力も必要でしょう。

また、それ以外にも、データ処理やチーム間情報伝達をまかなううえでも、ソフトウェアの知識はもはや必須であると思います。

さすがに、新入社員でそれらを十分にできる人はいないですが、自分に足りない部分と強い部分があるのはわかると思います。

新入社員1年目程度は、新しい仕事ができるようになるだけで精いっぱいだと思います。

一年は仕事を覚えるのに専念して、2年目からは自分の弱い部分も補い、強い部分はさらに伸ばす努力をしたほうが良いと思います。

私の感覚では、どの会社でも入社3年目以降からは、多少難しい責任のある仕事を任される事が増えてくると思いますが、それまでは自分の時間がまだとりやすいと思うのです。

帰宅後や、土日にはぜひ自己投資の時間にしてほしいと思います。

しかし、途中で挫折してしまっては意味がありません。

途中で潰れてしまわないように、自分の限界を知り、適度にこなす自己管理能力が必要です。

会社の世界は、すべてが競争ですが、社員間の協力も必要になる世界です。

その中で、すべてにおいて自分が一番になろうとするのは、不可能です。その思考では心の病になってしまいます。

そのようなことは不可能であると理解し、すべてをパーフェクトにしようと思わず、すべてをある程度にこなす程度でよいと思います。

それだけでも、ずいぶんと大変なことです。

あとがき

いかがでしたでしょうか。

会社に入るとすべてが競争で、能力主義で、自分がほかの人よりすべて一番でなければならないと思いがちだとは思いますが、実際はそうではありません。

協力と人を巻き込んだり、取り込んだり、悪意を持たれずにマネージメントしたり、コントロールしたりする能力の方が新入社員以降は大切になります。

会社や社会は人で成り立ち、組織は人との繋がりであることを理解して、したたかに自分能力を発揮していただきたいと思います。

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