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水素水の効能と原理を冷静にまとめてみた

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現在でも、水素水はある一定の人気を得ているようです。

しかしながら、最近になって水素水の効能を過剰に宣伝したことで、書類送検される業者が出てきたり、

ネット上では、そもそも効果自体が眉唾物だといったブログ記事も見かけます。

また、高額な水素発生器を購入した高齢者が消費者相談窓口に苦情を寄せる案件も多いようです。

このような被害などは、水素水そのものが消費者にとってどのような物なのか、良く理解されていない事も一つの原因だと思います。

今回は、この水素水について公平な目で、2017年現在で判っている範囲で、効能やその原理をまとめてみたいと思います。


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何がきっかけで、このブーム?がはじまったのか

 

 

いまでは、多くのメーカーが水素水を発売しているようですが、

そもそも、この水素水ブームの火付け役はなんだったのでしょうか。

 

2007年 東京都健康長寿医療センター研究所の発表

 

恐らく、水素水ブームの最初の火付け役になったのは、2007年に発表された東京都健康長寿医療センター研究所の大澤郁朗らの論文(クリックで、東京都健康長寿医療センター研究所の研究紹介ページへ移動)が引き金になっていると思われます。

私個人の記憶では初めて水素水を店頭などで目にするようになったのは、2008~2010年ころだったと記憶しています。

ですので、2007年のこの研究が、水素水開発の発端になった可能性は高いと思います。

2007年のこの研究内容は、

水素分子が生体内で悪性度の高い活性酸素種を選択的に還元して酸化ストレスを軽減することが判り、さまざまな疾患の予防と治療に応用できるというものだったようです。

東京都健康長寿医療センター研究所のHPによると、この研究は水素分子が活性酸素種を還元すると書いていますが、この発表資料では水素水とは書いていないのです。

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2007年以降の研究

 

その後も、この研究グループでは、水素(水素水だけではなく)による研究を行い以下の事が判明したり、現在進行中であったりするそうです。
(東京都健康長寿医療センター研究所のHPより引用)

  1. 虚血再灌流障害に関連する疾患で、水素ガスの吸引により脳梗塞や心筋梗塞を軽減できた(動物モデルで)
  2. 水素溶存液の点眼により高眼圧緑内障が改善された(動物モデルで)
  3. 水素分子を高濃度に溶存させた水素水の飲用には神経変性疾患やメタボリックシンドロームの治療効果がある(動物モデルで)
  4. 複数の医療機関で水素水によるパーキンソン病の治療研究や抗疲労効果に関する人での研究が進められている
  5. 水素水による糖尿病の治療効果を探る大規模な臨床研究を実施中
  6. 水素治療により肺の放射線傷害が抑制される事を確認
  7. 水素治療により抗がん剤の副作用が抑制されることを確認
  8. 水素治療により障害精子の運動能力が回復することを確認

(東京都健康長寿医療センター研究所HPより引用)

 

これだけ見ると、水素および水素そのものの効能は凄まじいですね。

水素分子を摂取するることで、活性酸素を還元できるという事で、老化防止が期待できそうです。

しかも、ちゃんとした研究機関の研究者が調査して出した結果なので、動物モデルや一定の条件下でこういった効能が確認されたという点については信じてよさそうです。

 

メカニズムは不明

 

 

このように、発表資料によると結果的にこのような効果が確認できたという事ですが、

一方で、水素水をいつどの程度服用すればよいのかや、水素分子が結果に及ぼすメカニズムは未だに不明としています。

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結局、売っている水素水の効果はどうなのか

 

これらの結果を踏まえて、私たちはお金を出してまで水素水を購入して、その価値があるのでしょうか。

私個人の導き出した答えとしては、こんな答えで申し訳ないのですが、

それはわからない

という事です。

 

理由1.いつどの程度水素分子を摂取すれば良いのかわからない

 

そもそも、メカニズム自体が不明なのです。

いつどの程度水素分子を摂取すれば良いのか、判らない以上、そこら中に売っている水素水の水素分子濃度が必要十分条件を満たしているのかどうか判断材料自体が無いのです。

また、水素水は安定していません。水はH2Oで安定していますが、これに水素Hが沢山付いた、例えばH12Oとかそういった化学式はあり得ないと思うのです。

これは炭酸水と同様で、一定の条件下である短時間に水と結合していられるというだけだと思います。

 

理由2.時間経過によって水素濃度が下がる

 

これはいろいろなサイトでも書かれています通り、時間経過や容器によって水素濃度は低下します。

そのため、ペットボトルではほぼすべての水素がなくなってしまい、唯一アルミパウチの物は水素を維持できるようですが、容器を開けた瞬間から濃度の減少が始まります。

口に入ってから、胃の中や腸に水が到達するまでにも、刻一刻と水素は失われ続けていくわけですが、

体に吸収されるまでで一体どの程度の水素が残っているのか、疑問です。

 

理由3.各メーカーの水素濃度表示や測定方法への疑問

 

国民生活センターが、19種類もの水素水に対して調査を行い、

結果、表示している水素濃度に至っていなかったり、水素ガスが検出されなかったりしたということで注意喚起が出ています。

国民生活センター水素水のページ(リンククリックで外部サイトに移動します。)

このように、各社によって表示や信憑性がまちまちな状態なのです。

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まとめ

 

私が思うに、先に挙げたような研究の結果が、いまだにはっきりとしたことが分かっていない状態では、今現在流通している水素水で効果があるかどうかは誰にもわからないといったところだと思います。

この先の研究に期待するしかありませんが、現段階では水素分子(水素水だけでなくて)自体が体に良い影響を与えそうだということ自体は信憑性が高いと思います。

また、水素分子が体に良いことは間違いなさそうなので、素人感覚ですが、別に水で取り込まなくても、水素を吸えばよいのではないだろうか。とも思います。

水素吸入サロンなるものもあるようなので、効果のはっきりしない水を飲むのであれば、こちらの方が効果が高いかもしれません。

特に女性が水素水に興味をひかれるのは、活性酸素を還元する抗酸化作用にあると思われますが、老化防止などでこれだけが目的であれば、ビタミンCを積極的に摂取した方がよほど効果的かもしれません。

水素水の火付け役となった、東京都健康長寿医療センターの違う研究(クリックで外部サイトに移動)では、ビタミンCが老化防止になるとすでに研究結果が出ています。

自分で納得できるリサーチを行って、納得する商品を購入したいところです。

もしかしたら、効果が出ない水素水を飲むのだとしたら、ビタミンCを定期的に取った方が安価でかつ効果的かもしれません。

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